20071007

良い写真を撮る方法

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神戸市内でウェディングの撮影がありました。
新郎カナイさん、新婦トモミさん。学生時代から約7年の時を経てこの日をむかえました。
親族と親友あわせて40人が集まったパーティー。
会場にはさまざまな手作りのものが溢れていて、この結婚式への思い入れを感じることができます。
中でもウェディングドレスはトモミさんのお母様の手作り。お住まいのある長崎県から東京までトモミさんとともに生地を買いに行かれたそうです。(このドレスは結婚式でも二次会でも着られました。後姿も素敵でとても似合っていました!)そしてドレスの製作過程が写真などを使って本になっていました。ドレスと共にこの本もきっと宝物になることでしょう。
もうひとつ、ふたりが7年間撮りためた写真がCDジャケットの大きさの写真集にしてありました。そこに写っているカナイさんの表情、そしてトモミさんの表情がバツグンに良くって、ぼくは正直「負けた!」と思いました。いくらぼくが頑張って何百枚もの写真を撮っても、お互いのことを一番分かっているパートナーにしか見せない表情ってあるんですよね。
子供の写真は親が撮るのが一番良い表情が写ると思うし、それと同様、結婚式でも新郎の写真は新婦が撮るのが一番良いものが出来るでしょう。
フォトグラファーという職業のぼくとしては悔しいけれど、現実はその通りです。
天気予報に反して雨も降らず、思い描いた以上の楽しいアットホームな結婚式の中、二人の笑顔が弾けます。ぼくはこの写真集の中ような表情の写真を頭に描いて何百回もシャッターを切りました。
あの写真集に近づけるような写真を撮るために。

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