20081212

アルバムの納品は同窓会のよう。

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9月に結婚式の撮影をさせていただいたお客様へアルバムの納品に行ってきました。
結婚式以来、2ヶ月ぶりにお会いしたアリヨシさんとエリさん。いやぁ懐かしい。同窓会で古い友人に会ったかのような懐かしさだ。
三宮のカフェで僕たちは出来上がったばかりのアルバムを木箱から取り出す。革の匂いが初々しい。
革紐を解いて表紙を開く。もっとも胸が高鳴る瞬間だ。
「いやぁ、きれい!」次の瞬間、そんな声が聞こえてようやく気持ちは落ち着く。
ページを捲るたびに話が弾む。
「この写真、私じゃないみたい!」
「この表情なんか良いわ」
「こいつ、えらい男前に写っているな~」
ぼくはただ、二人の話に耳を傾ける。そしてようやく一つの仕事が終わったと実感する。
結婚式当日の思い出話を聞くのも楽しい。
「あの後、朝の5時まで3次会があったんですよ!」
「弟が号泣するから、わたし泣かれへんかった」
同じ濃密な一日を僕たちは過ごした。たった一日一緒だっただけだけど、ずっと古くからの友人のような親しみを覚える。
新婚旅行の写真を見せていただいたり、お土産のお菓子をいただいたりと、とてもとても、楽しい時間を過ごす。
2ヶ月ぶりに会うアリヨシさんはシャイなままだった。エリさんの朗らかさもそのままだった。
ずっとずっと、今のままの二人でいて欲しい。ぼくはそんな二人が大好きだ。
三宮の雑踏へ消える後姿を見送りながらそんな気持ち。街はルミナリエで光り輝く。