20111211

月を見上げる

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午後11時。撮影の合間の待ち時間にぼくは神戸の街に車を止めて一休みしていた。
目を閉じてアクビを大きく3回・・・そういえば今日は月食って言ってたな。。
車の外に出て空を見上げるとそこにはいつもと違う赤い月が。
うあぁ!凄いことになっている!!
ぼくは口をぽかんと開けて空を見上げるしかなかった。
するとそこに若いカップルが。体育会系の兄ちゃんがぼくに話しかける。
「これって皆既月食ですか?」
「うん、そうみたいですよ」
「写メって写りますかね?」
体育会系兄ちゃんの言葉に、初めて写真を撮らなければと気づき、兄ちゃんと並んで携帯を月に向けてみるけれど
「チリチリチーン!」と可愛らしい音を響かせて撮影された画像はほやけて月か何かの判別が付かない。
となりで撮っていた兄ちゃんも同じだった様子。
「やっぱり写メは無理ですね・・」
とお互い顔を見合わせて苦笑い。
しばらく兄ちゃんカップルと黙って月を眺めた。
全く知らない人とのつかの間の会話。これも赤い月のおかげ。
改めて周りを見ていると、突っ立って夜空を眺めている人がたくさんいる。
みんな幸せそうな顔。
月食でなくても、時には夜空をゆっくり眺める余裕があればもっと世の中うまく行くのにな・・とふと思う。
河田洋祐
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